
9年ぶりくらいに昭和万年筆(今回は60年代レトロ風)を5本のみですが作りました。
茶色に変色したエボナイト素材を細かいディテールを損なう事なく黒色に戻す事が出来ます。これは世界で唯一、当店のみで可能な技術です。 エボナイト悩みのタネの経年変色、従来の研磨では表面を大きく削ってしまいますので、精細な刻印やエッジ等を痛めてしまいましたが(楽器パーツでは当然ながら音色も変わってしまう危険があります)、ごく浅い表層のみに働きかける独自技法により極めて短時間&低価格で漆黒が回復します。来週のイベントでも成果を公開しますが、古いエボナイト製万年筆、サックスやクラリネット等の管楽器マウスピースの変色でお困りの方は是非ご相談下さいませ。
お陰様で川窪万年筆店は今年で創業90周年を迎えました。そして手作り万年筆は2016年末まで一本一本に90周年の刻印を施す事にしました。これまで作ってきたもの、今まで温めていたもの、様々なスタイルをご披露できる事と思いますので楽しみにして下さい。
http://page11.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/n177983899